「百葉のページ」にカフェ小説を書いています。一気にストーリーが展開して、最後にはハッピーエンドが待っています。興味のおありの方は、ぜひお読みになってくださいね。
二つ目の小説「ひまわりの約束」には続編があります。子供の頃から、血のつながらない姉を想い続けた男性が40年目にしてやっと幸せを手に入れます。とても魅力的な彼の人物像について、日々イメージが鮮明になってきたので、少し書いておこうと思います。
光太は静岡で漁師の子供として生まれましたが、5歳の時に父親を海難事故で亡くします。母の陽子はとても美しい人でした。未亡人になってから,しつこく言い寄ってくる男たちに嫌気がさして、光太を連れて東京に出て、料亭に住み込みで働きます。そこで、妻を亡くしたばかりの不動産業の男性に見そめられ、その後妻になります。光太は母親似で美しく、目端の利く男の子だったので、義理の父に気に入られ、特別養子縁組で息子として迎え入れられます。
義理の父には女子大に入ったばかりの亜希子という一人娘がいました。光太とは13歳離れた姉です。働くのが好きな陽子がカフェを始めたのをきっかけに、亜希子はそこの常連客だった隆行と結婚することになるのですが、亜希子に一目惚れをしていたおませな光太は、隆行に決闘を申し込もうとします。しかし、25歳の高校教員の隆行に10歳になったばかりの光太は敵うはずもなく、泣く泣くあきらめます。
そんな光太の気持ちも知らずに、亜希子はカフェを手伝いながら30代、40代と歳を重ねていきます。義理の母の陽子は漁師町育ちのさっぱりとした性格の女性だったので、おおらかでのんびりした亜希子とは、どちらかというと姉妹のようにうまくやっていました。陽子にぞっこんの父と亜希子にぞっこんの弟、ファミリーの中ではどうしても夫の隆之の存在が希薄になってしまいます。隆行は学生時代からバンドを組んでいて、休日には昔の仲間や新たに加わった教え子のメンバーと音楽活動に没頭していきます。給料は楽器の代金,コンサートチケットや教え子たちのご飯代で使い果たしてしまうほどでした。
亜希子が50歳になった頃、陽子が癌で亡くなります。高齢になっていた父も後を追うようにして亡くなりました。不動産会社は光太が後継者になり、カフェは亜希子が後を継ぎます。光太には特別な才能があり、数々の資格を持っている彼が手掛けた建物のリノベーションはことごとく成功し、不動産業というより建築家の顔も持つようになります。
自分勝手で亜希子のことを顧みない隆行に代わって、光太は姉の面倒をよく見ます。ほぼ常連客で賑わう小さなカフェは亜希子が一人で切り盛りしていますが、それでも花見などのシーズンは手が回らないことがあり、SOSを出すと、光太がカウンターの中に入ってコーヒーやドリンクを作ってくれました。不動産会社のスタッフに言わせると、「社長はいつも姉ちゃん第一」でした。
母親似でグッドルッキングな光太目当ての女性客もいたほどでしたが、彼は他の女性には脇目も振らず、40年間亜希子だけを見つめていました。その光太に願ってもないチャンスが訪れます。
この後のストーリーは、小説のほうで読んでくださいね。そして、光太と亜希子の新しい人生の幕開けは、続編の「牛窓編」でお楽しみください。
ザ・カフェ・ユーカリプタス
住所:岡山県倉敷市福島153-15
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